「腰痛が長引いて、湿布や薬に頼る日が増えてきた…」
そんな風に悩んでいませんか?
私自身も長時間のデスクワークや運転で腰が重だるくなり、朝起きた時に腰がギシギシすることがありました。でも実は、お腹の筋肉――腹斜筋と腹直筋をケアすることで腰の調子がかなり楽になったんです。
作業療法士である私が、腰痛と深く関わるこの2つの筋肉について、セルフチェック・マッサージ・ストレッチ・筋トレの方法までまとめてご紹介します。
腹斜筋・腹直筋とは?
• 腹直筋(ふくちょくきん)
いわゆる「シックスパック」の筋肉。お腹の真ん中に縦に走っていて、体を前に曲げる動き(上体起こし)をするときに使います。
• 腹斜筋(ふくしゃきん)
お腹の横にある筋肉。外腹斜筋と内腹斜筋があり、体をひねったり横に倒したりするときに働きます。
この2つの筋肉は、いわば“天然のコルセット”。腰椎や骨盤を支えて、腰にかかる負担を減らしてくれるんです。
腹斜筋・腹直筋が弱るとどうなる?
• 姿勢が崩れて猫背・反り腰になる
• 腰椎がグラつき、腰痛が出やすくなる
• 下腹がぽっこり出やすい
• くしゃみや咳のときに腰に痛みが走る
作業療法士として多くの方のリハビリに携わってきましたが、腰痛に悩む方の多くがお腹の筋肉の弱さを抱えています。「腰が痛いから腰をほぐそう」と思いがちですが、腹筋を整えることが腰痛改善の近道になることも多いんです。
【セルフ症状チェック】腹斜筋・腹直筋が弱っているかも?
1. まっすぐ立った時にお腹が前に出ている
2. 片足立ちでふらつく
3. 椅子から立ち上がる時に腰が重い
4. くしゃみ・咳で腰に痛みが走る
5. 腹筋運動がほとんどできない
2つ以上当てはまるなら、腹筋のサポート力が落ちているサインかもしれません。
腹斜筋・腹直筋のセルフケア方法
①マッサージ(お腹をやさしく緩める)
• 両手でお腹を軽く押さえて、円を描くようにやさしくマッサージ

• 呼吸に合わせてお腹を膨らませたり凹ませたりする「腹式呼吸」も効果的

※強く押しすぎないこと。痛みがある時は控えましょう。
②ストレッチ(腰とお腹を伸ばす)
• 腹直筋ストレッチ
うつ伏せで肘をついて上半身を反らす(スフィンクスのポーズ)。腰が反りすぎない範囲で20秒キープ。

• 腹斜筋ストレッチ
椅子に座り、体をゆっくり左右に倒す。脇腹が伸びるのを感じながら各20秒。

③筋トレ(腰痛予防におすすめ)
• ドローイン(初心者向け)
仰向けで膝を立て、お腹をへこませながら呼吸。腰を反らさないように意識。

• ツイスト腹筋(腹斜筋強化)
椅子に座り、両手を胸の前で組み、体をゆっくり左右にひねる。

• プランク(腹直筋+腹斜筋)
肘とつま先で体を支え、体を一直線にキープ。最初は20秒からスタート。

まず「ドローイン」から始めるのがおすすめです。電車の中や寝る前にもできるので、継続しやすいですよ。
よくある質問(Q&A)
Q1. 腹筋運動をすると腰が痛くなるのですが?
A. 従来の「上体起こし」は腰に負担がかかりやすいです。ドローインやプランクのような腰を痛めにくい方法を選ぶのがおすすめです。
Q2. どのくらい続ければ効果が出ますか?
A. 個人差はありますが、2〜3週間で「腰が軽くなった」「姿勢が安定した」と感じる人が多いです。
Q3. お腹の筋肉を鍛えると腰痛は完全に治りますか?
A. 腹筋強化は予防・改善に有効ですが、腰痛の原因は複数あります。長引く場合は整形外科や専門医に相談してください。
まとめ
腹斜筋・腹直筋は、腰を守るための大事な“天然コルセット”。
・マッサージで緩め
・ストレッチで伸ばし
・筋トレで鍛える
この3つを続けることで、腰痛予防はもちろん姿勢改善やお腹周りの引き締め効果も期待できます。
「最近腰が重いな…」と感じている方は、今日からお腹の筋肉ケアを始めてみませんか?
今日も皆様の心と身体が健康でありますように☆彡
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